季節は春。皇太子・若宮の后(きさき)を選ぶ「登殿(とうでん)の儀」が始まった。南家の姫・浜木綿(はまゆう)、西家の姫・真赭の薄(ますほのすすき)、北家の姫・白珠(しらたま)、そして病の姉に代わり急きょ登殿した東家の姫・あせび。山内の統治者・次期“金烏(きんう)”たる若宮の妻に選ばれるのは、四人のうちただ一人だけ。張り詰めた空気が漂う女の園で、あせびはまだ見ぬ若宮への想いを募らせていく。
斋森美世虽出身异能者名门,却不像妹妹有珍稀的“见鬼之才”,从小遭父亲蔑视,并饱受继母和妹妹欺凌。斋森家为了政策联姻,将美世许配给异能者久堂清霞。此人虽才能卓越却性格冷酷,已被多任未婚妻解除婚约,美世初到久堂家时更只得到清霞冷淡对待,但善良的美世渐渐打动了漠然的婚约者。